伝説の「クリS祭り」をご存知でしょうか?
令和6年3月。久しぶりに茨城県牛久沼にてこの祭りが賑やかに開かれました。
目次
牛久沼発!クリS祭りとは?
バスアングラーならご存知の田辺哲男さんによる名作スピナーベイト『クリスタルS』…現行品としても釣具屋さんに陳列されているノリーズの看板ルアーのひとつです。
牛久沼でかつて『春と言ったらクリスタルS』ということで、多くのデカバスたちが水揚げされました。
2016年3月〜かつてライブドアブログにてブログを書いていた時代に僕は「クリS祭り」についてこう記していました👇
牛久沼のクリスタルS祭り(通称「クリS祭り」)は、枯れガマの株の中、上っ面を舐めるように釣るために、ちょっと重めな1/2オンスのスピナーベイトを引くメソッド。2008年に田辺プロがゴーフォーイットの放送で大型バスを釣りまくり一気にブレイクした釣方です。
当時はまだ、アシの手前にたくさんのガマが群生しており、そのガマの枯れガマや新芽の上っ面を強めに引けるルアーがクリスタルSの1/2㌉=いわゆる『クリSのニブイチ』だったのです。
ニブイチだと3/8㌉よりも重くてパワフルなので倒れた枯れアシ・ガマの上も潰しながら引いてこれる…という田辺さんの教えがあったのです。
当時、すでに定番品だったクリSがあっという間に品薄となったことは言うまでもありません。
あのころは右を向いても左を向いてもクリスタルSを巻いていたものでしたw
牛久沼復活の兆しか!?2024年3月たまや大会優勝はクリSによる2キロオーバー!
2024年の春は思っていた以上に気温や天候の乱高下が続いた年となり、この日も午後から関東平野では爆風が吹き荒れました。
3月17日(日)は亀山湖ではJBマスターズ初戦が行われていましたが、なかなかに厳しい結果だったようでした(ミネムラプロおめでとう!)
さらに高滝湖で行われていたNBC南千葉チャプターは爆風のため10時に試合終了。
そして牛久沼で行われた、たまやボート3月大会も朝の段階でたまオヤが「12時で試合終了だよ〜」と早仕舞いを宣告。
その予想はピタリで、30分帰着時間を遅くしていたら桟橋まで帰ってこれないボートが多発した可能性があるほどの風が牛久沼にも吹き荒れました。
牛久沼たまやボート第1戦 3月大会 協賛:ミシマカップ
2024年03月17日(日)参加人数 人/ウェイイン数 人
天気 晴れ
気温 9~15℃
水温 11~14℃
水位 平水
水質 普通
風 北風強め・爆風!
優勝は牛久沼のコアロコアングラーでノリーズフリークの遠藤さん!おめでとうございます!
そうなのです!
ルアーは伝説の王道「クリスタルS」となりました。
田辺さんから「わかってんなぁ〜だろう!」って言われそうですね。
組み合わせたのは「ノリーズロードランナーHBSP640L」に強めのXテックスコブラ20ポンドラインというノリーズソウルなタックルセレクト!
牛久沼は春だと2500グラムあってもなかなかに50センチを超えるサカナにはなりません。不思議。
この日は、スピナーベイトで釣りあげてきた人が多数で、2位花井さんと3位の工藤さんはウォーターランドのエンジェルスピナーベイトを使用。
ロッドはワールドシャウラ、リールはアンタレスと潮来つり具センター仕様でぶちかましてくれていました。
んでもって、このルアーだから釣れたのです!・・・という簡単な話しではないのですが、牛久の春です。
巨バスたちがスポーニングエリアを探しつつ、エサを食らうであろう立地・地形を狙っている人がほとんどでした。
4位の大内さんはさしてくる場所を読み切ってラトリンブリッツを巻いての1匹。
釣りウマ横井さんは「他の人とは違うことをやる」という素敵な理由でチャターベイトを巻いての一匹。サスガすぎる。
そして、面白いのがみんな釣ってきた時間が10時過ぎ位…つまりは風の吹き始めに良い位置に入った人が貴重な一匹を手にしていたのです。
まさにこの日は春の巻物デイで、上位5人全員が巻物となりました。
よく「バス釣りはタイミング・時合」なんて言いますが、まさにこれがそうでタイミングや時合が来たときにいかに集中して良い場所にいて良いルアーをセレクト出来ているかがキーなのです。
そんなタイミングでノコノコ移動していたり、ご飯食べていたり、ダベっていたりするのはNGということですな。
北柏ミシマつり具店さんありがとうございます
関東随一のエレキの取り扱いをしている国道6号線沿いにある北柏ミシマつり具店さんが今回、協賛してくださり上位入賞者には副賞をご用意いただきました。
牛久沼をホームとしているアングラーのほとんどがミシマさんには何かしらお世話になっております。
先日、牛久沼で行われました、たまやサンデートーナメントは無事終了致しました。たまやボート様及び参加選手の皆様ありがとうございました。今年も当店を宜しくお願い致します。#たまや #たまやサンデー #ミシマつり具店 pic.twitter.com/5noOjQNxmN
— ミシマつり具店 (@boat_mishima) March 18, 2024
伝統の釣具屋サンなのでチバラギ方面で釣りをされた方は帰りはミシマ!これ絶対ですよ。
ナマロー氏はまたもやのノーバイト・ノーフィッシュ
ちょっと厳しい現実をお知らせしないといけません。
亀山湖にもちょいちょい通いこんでいる僕なのですが、なかなかにブログで報告できるサカナがゲットできていません(泣)
8割を巻きに割いて、絶対に「さしてくる」場所をじっくりと丁寧にさぐったんですけどね。
せめてもの収穫は、受験生たちが脳のエネルギーとして最適!として大人気となっている「ウィダーインゼリーブドウ糖ラムネ味」がちょっと効いたような!?気がしたことでしょうか!?
牛久沼保全活動
そして忘れずにお伝えしておきたいのが釣人たちによる自主的な保全活動です。
今シーズンも協議を重ねながら、魚類保護区域をたまやメンバーには求めていこうと話しています。
ヘラブナたちもハタキはじめていました。
たまやボート周辺のオダや桟橋横のアシ周りはしばらくは打たないようにご協力願います。自主的なお願いです。
そんなこんなで新アシも芽吹き始めたということで、クリS祭り開催中の牛久沼たまやボートに行きましょう!
《次回予告》
チャプター東京初戦は津久井湖!詰むや詰まざるや!?