将監川…「しょうかんがわ」…
って、そこのあなた!違ってますヨ~~
こちらの正しい読み方は「しょうげんがわ」になります。
関東は坂東太郎・利根川の支流となる割と小さなフィールドです。そしてそれに連なる長門川と印旛沼。
その全貌を明らかにする解説ムック本「将軍川長門川印旛沼~大明解MAP」がつり人社さんからリリースされました。
今、手元にそのMAP本があるわけですが「ここまで書いちゃっていいの!?」ってニヤニヤしながら読んでいます。
そうなのです。これは、このブログに辿り着いたであろう関東バスアングラーたちはこれはもう読むしかない本なのでわ!?と思っているのです。
紹介されている3つのフィールドで私も釣りをしたことがあります。H-1グランプリ、ローカルトーナメント、練習…と結構、通っているフィールドでもあります。
というわけで、本を入手した興奮とともに過去の写真でもってその特徴とともにちょいと振り返っていきたいと思います。
長門川は未だつかみきれず
安食卜杭(あじきぼっくい)というこれまた難読地域に流れている利根川と印旛沼を繋ぐ水路的な川…それが長門川です。
長門と聞いて戦艦長門と思い出すあなたは相当な艦艇マニアですね。僕も「アルキメデスの戦争」を見て戦艦長門に感動をしたクチです。
さて、その長門川ですがいくつかのベントをもって流れる川で何度となく釣りに行ってはいるのですが正直「掴みどころがない」のが個人的な感想でした。
岸際は様々な見えるポイントが点在しているのですが、なかなかに本命のバスに出会えなかったんですよね。
一番の思い出としては、利根川河口部からはかなりの距離があるにも関わらず80センチ近いビッグシーバスを釣り上げたこと。
秋になって、潮の干満やイナッコなどベイトフィッシュとのリンクが噛み合うとここまでビッグシーバスたちが遡上してくるらしいのです。
バスにしてはあり得ないぐらいのバイト反応があったのでなんだ?と思っていたところ釣り上げたのはビッグシーバス。
画的には素晴らしいし、カッコいいので狙って釣れるもんじゃない外道だけどこのサイズになるとウレシイですよね。
近くにいて写真を撮ってくれたアングラーさんは、銚子付近でシーバスを狙うことがあるらしいですがこのサイズは1年やって1匹とれるかとれないかのサイズとのことです。
☞このことに関しては2015年に2世代前のマイブログにて記事をUPしています。
【H1GPXプラ】利根川支流長門川モンスターシーバスハンティング!
印旛沼から利根川からの水路である長門川。すとーんとゆるやかな蛇行をしながら流れ込み、ベイトも時期によってはたくさん入ってくる川なのですがなかかにその全貌はつかめず…H-1グランプリやローカルトーナメントではてこずる存在でした。
川であるためインサイドとアウトサイドの状況を上手いこと読んで釣りをしていくのがコツのようですね。その奥はなかなかに深い。
将監川はシャローフィッシングを総合的に楽しめる関東のドリームフィールド
もう読めますよね。将監川=「しょうげんがわ」
都内からも早朝なら1時間程度とアクセスも抜群のバスフィールドです。あ、長門川とは繋がっているのでほぼほぼ一緒にして「長門・将監」とくくられることも多いですね。
こうして、ムック本で紹介されるほどのフィールドとなっていますが、僕が初めて訪れたときは「知る人ぞ知る」といった利根川のとあるクリークといった存在だった気がします。
かつて、H-1グランプリではアメリカの凄腕プロ・スキートリースが招聘され釣りをしたことがある、マニアックでありながら釣り甲斐のあるフィールドです。
こうして、スキートが釣りをしたということでフィールドとしてハクが付いているわけであります。
岸際には漁師さんたちや水域を守る人たちによるものなのでしょうか…それとも江戸時代に作られた治水工事の名残か…様々なストラクチャーが点在。
ルアーが投げたくなる釣り場と言えます。
将監川で釣りをするには長門川にある「長門マリーナ」「将監ボート」と言うふたつのボート屋さんの利用が可能。
エンジン船もデッドスローであれば侵入が可能となっています。そのためバスボートアングラーが果敢に利根川から攻めあがってくることもあります。
バサーオールスタークラシックでは、時折、ここをキースポットにセレクトしてくるバスプロもいるくらいです。それくらいにポテンシャルの高いフィールドであると言えます。
とはいえ、上記のふたつのボート屋さんには12フィートのレンタルボートも豊富で、エレキを付けた「レンタルボートエレキスタイル」「フットコンバススタイル」でも十二分に一日、楽しむことができます。
房総半島を主軸にしているアングラーもたまに遠征してきてみるのはどうでしょうか!?
印旛沼は同じ沼でも牛久沼とはちと違う
印旛沼はH-1グランプリ黎明期と言える2011シーズンと2012シーズンでトーナメントレイクとして組み込まれていたフィールドでした。
ちなみに、どちらの優勝も(2連覇!)今をときめく伊藤巧プロでした。
当時はじめて見た伊藤プロのキャスティングに格の違いを感じたのをおぼえています。
そんな2年ほどは通ったことある印旛沼は同じ沼でも「牛久沼」とは様子がちょっと違うんですよね。
かつては広大な沼を干拓してできた水がめである印旛沼は、湖岸をコンクリートで固めてはいないものの矢板などでそれなりに管理がなされているところが多かったりします。
そのため、そうした矢板などがバスが移動するための指針にもなるし、クイなど人口ストラクチャーも結構多いイメージがあります。
対して牛久沼は全体的に自然な岸が残っていて、泥底が多いイメージですね。まさに牛が足をとられる「牛食う沼=牛久沼」ですから。
そして、魚影は正直、牛久沼より濃いですね。行けば、必ず釣れたイメージしかありませんので、牛久沼よりサカナを手にする可能性は高いかと思います。
ただし、とにかく広く、エンジン船で釣りをしたほうがより楽しめるフィールドかなと思います。
バスボートを駆っての大会も行われていたりしますからね。
なお、成田空港から飛行機で飛び立つと眼下すぐに見えるのがこの印旛沼だったりします。
そんな2011年、2012年に通った印旛沼ですが…写真が発見できず悲しいです。当時はブログだとかSNSはとんとやっていなかったのです。
大明解MAP片手に釣りをするススメ!
フィールドを目の前だけでなく「鳥の目で」「俯瞰で」「鳥瞰で」見ることはバス釣りにおいて重要なテクニックだったりします。
だとしたら、バスプロたちはあんなにエンジンかっ飛ばしてポイント移動したりしないじゃないですか。
大明解MAPは関東を中心に各所のフィールドにフィーチャーしたものが出されていて、僕は恥ずかしげもなくボート上で読みながら釣りをしたりしています。ロコの人たちからしたら一見さん丸出しですが。
2018シーズンからは地図が読める魚群探知機を導入しましたが、なんだかんだ言ってアナログな「本」はサッと見ることができるし、ルアー一個買うならこれ一冊かなと思うほどです。
だって、釣りってポイントがほとんどなわけじゃないですか…(道具はその次ってことはみんなわかっているはず~~)
ということで『将監川・長門川・印旛沼大明解MAP』を片手に持って、いろいろと落ち着いたら釣りに行ってこようと思っています。
重版される可能性はあるのかな!?…こういったマニアックなMAP本は気になったら買っておかないと意外と釣具屋さんからも早く消えちゃうから要チェックですね~