釣りのルーツをたどってみました。
そうしてふと思いを巡らしてみると今は亡き祖父から教えられた「静かに釣る」と言う釣りの基本を思い出しました。
みなさん静かに釣りしています?それともガヤガヤ釣りしています?
サカナはエレキ音にビンカンか!?
おそらくはですが、サカナは「音」そして、気配にビンカンだと感じています。
特にそれを思い知らされるのがホームレイク牛久沼。ここでのボート釣りはレンタルボートエレキスタイルになります。
この沼はサカナを捉える水深はほぼ1メートル未満。
そして常に濁り気味のフィールドですので、クリアレイクのそれとは異なり、極度な接近戦になりがち。
それだけに、物凄く気を使うのがエレクトリックモーターの音です。
牛久沼のコアアングラーたちのエレキ高速化は進んでいますが、彼の地で特化されているのがエレキを兎に角静かに扱うということ。
ですから、よく釣る人の動き・所作を見ていると実に静かにそっと忍び寄っているのがわかります。
エレキでの釣りでは「流しながら釣る」という方法もあります。
この場合はエレキの音はキャストする方向からすると、かなり後ろに過去のものになっていきますから「流し釣り」の所作とはこらまた別のお話になると考えています。
バスボートで広大なフィールドで釣りをする人は実にこの流し方がウマかったりもします。
ボート上での所作、気にしています?
オカッパリではできないことで、ボート釣りで楽しいのは、複数本のロッドを積み込み、サッとロッドを持ち替えることができるところですよね。
あなたはその時の所作・・・ロッドを置く時の音と動きをどこまで気にして釣りをしていますか?
人間や動物はもちろんなのですが、しれっと存在するものには警戒しないものの咄嗟に動いたり音を出したりするもには異常な警戒心をおぼえるモノ。
犬猫を飼育している方ならなおさらわかるのではないでしょうか。
ゆっくりとした動きに犬猫は気を付けませんが、急な動きや急に出た音にはビックリする犬猫たちの姿はよく動画サイトでも見るモノです。
ここが意外なところで、狙いを定めたポイントの前で実に盛大にドッチャンガッチャンやっているアングラーが実はかなりの見受けられます。
このスタイルは個人的にはその場にいるサカナを怯えさせてしまいそうでできなかったりします。
レンタルエレキだとあれはできない~~
渓流釣りと所作
冒頭に書いた釣り好きだった祖父がメインにしていた釣りは「渓流釣り」
それはそれは繊細に気を使った釣りをするのが好きな人で…
「エサのピンチョロ虫の足が一本もげているだけで山女魚(ヤマメ)はそれを見極めて食わなくなるんだよ!」
と教えてくれたりしたのものです。
本格的な渓流に一緒に行くことは結局なかったのですが、仕切りが入った渓流型の管理釣り場には連れて行ってもらったことがありました。
その時も言われたのが、「とにかく静かに釣りをしろ!」ということ。
小学生の子供に「静かにしろ」って言うのは極めて困難なことだったりするのですが~~釣り好きだった僕はそのことをよーく守って釣りをしたのでした。
釣りキチ三平くんも、渓流釣りの際は、大岩の陰に隠れて竿を出していたりするものです。
そこはよく見ておいたほうがいい釣りのコツだと思っています。
一方で関係ないという考えのトップアングラーたちも!?
とはいえ、一方ではエレキ音もなんのその。ポイントを目の前にしてもプロペラをぶん回してデカバスをポンポンと釣り上げる若手アングラーも数知れずなのがバス釣りの面白いところ。
先日行われた、バーオールスタークラッシクの動画解説でも「最近の若いアングラーは結構、エレキを踏み込む人が多い」と言っていたような…
これはもしかしたら、バスたちがエレキ音に慣れてしまったのかもしれませんね。
考えてみれば、琵琶湖なんてあらゆるところをバスボートがかっ飛ばしているわけです。
エンジン音にも魚たちは慣れっこになっているわけです。
ですが、機械音にはない「人間の出す音」にサカナはビンカンだと絶対に思っている!というのが私の論です。
と、言いながらわざと音を出してサカナを追い詰めて釣りをしているハイレベルアングラーもいるとかいないとか…特に房総半島やサイトマンたちは…
釣り雑誌や、ブログでは知らせていない釣りの正解がまだまだあるものだときょうも思うのでした。
☞次回予告☞
「釣りのルーツ」については随時追いかけていくよ!