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2024シーズンに向けて!牛久沼保全活動報告

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2024シーズンに向けて!牛久沼保全活動報告

釣れない!釣れない!と言っているだけじゃなくて小さくてもいいから行動にうつそう!

という有志たちによる牛久沼保全活動を2024年1月某日に行ってきました。その時のレポートをお伝えします。

※牛久沼漁業協同組合さんの許可を得て活動をしています。

牛久沼保全評議会

牛久沼など関東の低地のフィールドからサカナだけでなく水棲生物たちがが極度にいなくなった?

そう感じている釣人はとても多いはずです。霞ヶ浦水系を中心とした釣り大会・トーナメントでも結果がそれを物語っています。

牛久沼でも僕がターゲットにしているバスだけでなく、風景・・・見るからにして植生がまずは変化してしまいました。

たまやボート前ハス

かつてはハスが繁茂していてボートを出すにも一苦労だった時代も

ハスがなくなり…そして、近年ではガマがなくなりました。

かつては釣り人を阻む植物の群生は様々なサカナたちや水生昆虫たちのパラダイスとなっていたと推測されます。

それがツンツルテンの沼となって数年。やはりサカナの生息数の現象は顕著となり、アングラーたちも自主的にやれることはやろう!と、活動を行い始めたのでした。

牛久沼たまやボート

冬なので誰もいないたまや桟橋

題して
「Ushikunuma Conservational Association」
略して「UCA」=「牛久沼保全評議会(ナマロー訳)」

牛久沼たまやボート 関東バス釣りの聖地のひとつ

有志たちです

2024年が明けて1月。ウィンターバスフィッシングに行きたくなる衝動を押さえつけた有志アングラーが牛久沼に集まりました。

沼のメンテナンスとカワウ対策

沼の保全と言っても、我々アングラーはあくまでも遊ばせていただいている身。

これまで設置されていたオダやクイなどのメンテナンス、そしてカワウ対策をしてきました。

牛久沼たまや

駐車場横にはみ出しているさくらの木も伐採して整備。チェーンソーを使えるメンバーいる頼もしさたるや。

オダはたまやさんの前にあるオダを整備しました。いわゆる「たまやオダ」です。様々な魚種や水棲動物の住処になってほしいものです。

生物が身を隠すところが極端に減った牛久沼です

大雨や大風、流れによるパワーはやはりスゴいものがあり基本的に何もしないと木々は流されていってしまい朽ちていきます。

そして、繁殖を繰り返しているカワウ対策です。

サカナたちが身を隠す場所が減った=カワウには食べられやすい…と推測しています

今回は、カワウたちが大挙してとまっているクイをカットしたりもしました。

100本クイと言われる半世紀前に養魚場だったという跡地の名残があります。そこのクイを切り、カワウがとまりづらいようにしました。
(増水時に船がヒットしないような長さにしています)

牛久沼たまやボート

中の島にも行きました。カワウの巣があってフンがスゴい。なお、釣ったことはありません。

そもそもカワウに罪はないのですが、大量に押し寄せてきてまさに「鵜呑み」にしてサカナを喰らうカワウをたくさん見てきました。

過剰なほどにいるカワウの対策を微力ながら行いました。(かつては減少していた鳥と言いますが…ホント!?)

本来のカワウ対策と言うと、猟銃による駆除などがあるみたいなのですが僕らにそれはできないのであくまでも出来る範囲でです。

焼け石に水なのかもしれないけど、バランスの良い豊かな水辺になってほしいという想いはみんな一緒ですよ。

牛久沼の野焼き

保全活動を行った日は、害虫駆除を目的とした野焼きが行われた日でもありました。(行政が行っている)

牛久沼野焼き

かなりのススや灰が舞い散っていました。洗濯物は干せませんね。

アシ原が春先には一掃されているのですが、植物たちの生命力は凄いものがあり、夏にはアシが高々と育つのです。

牛久沼の野焼き

ボートの方にも火が迫ってきたので早々に避難しました!

場所でいうとたまやボートの対岸一帯です。消防車が停まっていて水をまきながら野焼きが行われていました。

風があまりなかったか全体には火が燃え広がってはいませんでした。

淡水・内水面のサカナや水棲動物は減っているのか?

これはもうフィールドに出て釣りをしている僕たちにとっては明らかなのですが、ここ数年で牛久沼の植生・生態系は一気に弱ったと感じています。

それは、日本釣振興会にも声が届いているようで、淡水魚(特に雑魚類)の極端な減少についての資源調査を行おうと調査研究をスタートしているようです。

その一環として、現場の釣り人たちに向けて情報提供のアンケートのお願いを発信していたりします。

この魚類の減少は、はたして気候変動なのか?他の生物のせいなのか?ウィルスなのか?・・・いや・・・農薬なのか?やっぱり農薬なのか??

現場にいるアングラーは如実にその変化に気づきはじてめています。

遊ばせていただいている身だけど、未来のためにできることはしていきたいと思っています。

日本釣振興会とは?
(公財)日本釣振興会(略称:日釣振-にっちょうしん)は、一般の釣り人や、釣具店・メーカー及び釣り関係団体等が会員になり、会員の会費や寄附で運営され、“釣りの健全な振興を図る”ための事業活動を行なっている。主な事業活動としては、「放流事業」、「水辺環境美化保全事業」、「釣教育・釣振興事業」、「釣りマナーと安全対策の啓発事業」等。

2024シーズンはどうなる?

早速ですが、2024年も温暖化傾向は続くようで暑い年となりそうです。

サカナたちの産卵行動もこれまでのパターンではなく水温の大きな変化に揺り動かされることになると僕は予測しています。

2月に乗っこむサカナもいるんじゃないかな?とです。1ヶ月は早まったりするかもしれません。

先が読めませんが、キレイな釣り場で楽しく釣りができたらうれしいですね。

そして、この牛久沼保全活動は自主的に有志たちが行っているものです。

僕は今回がお初の参加です。(広報部員としての意味もあり)

みなさん、プロの人もいるので工具を器用に使えたり、親方世代なので仕切りも素晴らしかったです。

またお時間ありましたら広報部員として参加します。

不器用なのでボートの片付けなどは積極的にやったのだった

・・・とまぁ、最後は真面目なことも書きましたが終わったら桟橋でロッドを振ったりしたり今シーズンの展望など止め処無い話しをして解散となりました。

それと、お昼ご飯にカレーを振る舞ってくれた、たまやボートのおじさんとママさんには感謝です。あたたかいご飯が身に沁みました。

この活動は、大きく広めているものではないのですが今後、有志で参加したいという人がいたら良きかなと。

当日の活動などを即日知りたい方は、僕のXをフォローしてもらえるとうれしいです。

2024年は朝・昼・晩と何かしらのポストをすることが目標です。
↓牛久沼伝説のフロッガー・ツッガーさんのミラクルキャスト動画もアップしました。保全活動終了後に撮影しました。

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