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カルカッタコンクエストとKDWオフセットクラッチで刻む2024シーズンの巻物

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カルカッタコンクエストとKDWオフセットクラッチで刻む2024シーズンの巻物

2024年は久しぶりに釣りを改めて見直すことができていて、H-1グランプリにも4年ぶりに参戦をしたりしています。

僕は巻物はもちろん、ワームといった撃ちモノでのバス釣りも大好きでもあります。

それだけに、釣行時間が少ないサンデーアングラーの宿命であることもありどっちつかずなレベルになっているところもあるのですが・・・

それはさておき、今シーズンの巻物に合わせているリールがシマノのカルカッタシリーズとなったので僕なりにご紹介しておきます。

巻物とカルカッタコンクエスト

まず前提としてバス釣りで使うシマノ製カルカッタコンクエストというと、100番台のモノが主となります。

カルカッタは海釣りでのパワーフィッシングリールとしても人気ですが、バス用としては100番が一番ポピュラーであると言えます。

遠投するような釣りを好む人は200番台を使うのもいいと思いますが、僕は基本的に投げても30メートル程度のレンタルボートスタイルとなっています。

なので100番台・・・そして左巻き人間なので101を選択しています。

シマノカルカッタコンクエスト

中学生の頃からしたら夢のようなリールを所持しています!

そこでなぜにカルカッタなのか?というところ。

何せ、イマドキの最新リールとは違いAbuのリールから伝統的に続く丸型リールの系譜です。

現代の技術で、ベイトリールのグリップを含めて最も最先端なのはロープロフィールになるはずです。

シマノで言えば、ハイエンドモデルだとアンタレス。ダイワで言えばスティーズでしょう。

僕はロープロフィールリールだとメタニウムシリーズをメインに愛用しています。(アンタレスはへの強い憧れは健在)

20年にリリースされた20メタニウムはおそらく10年のスタンダードベイトリールになる名機だと感じています。

メタニウムシマノ

10年が経過したけど13メタニウムも現役です

そんな中でなぜにカルカッタなのか?

それはリール本体の重さ・重量です。

最新のロープロフィールリールであるメタニウムの重さが175グラム。

それに対して、カルカッタ100シリーズは220グラムの重さとなります。

軽薄短小を求めてきた、高度経済成長時代であれば軽さを追求するのですが、巻物をするにあたっては不思議なことに「ちょっと重い」方が使い勝手がよくなるのです。(言い切り!)

カルカッタコンクエスト

もちろん削り出しの質感も大人を満足させるリール!それがカルカッタ

実際に使い比べてみるとわかるのですが、ベイトフィネスリールでミドルサイズのクランクベイトなどを投げるとどうしてもスカスカ感が出てしまうことは否めません。(これは物凄くフィーリングの話になってくるのですが)

特に、遠投を多用しないようなマッディシャローでのテクニカルなキャストを繰り返すシーンでは「手元」に重心を置いておいた方が圧倒的に1日の釣りのリズムが上がると実感しています。

ナマロー
いかに手元に重心を持ってくるか・・・これを追求し続けているコアアングラーはかなり多かったりします。マニアックですねぇ

例えるなら、ゲームの任天堂マリオカートを思い出してみてください。

ピーチ姫やルイージは軽快さや初速スピードはありますが、ずっしりとした重さとトルクのあるクッパの方がどっしりと構えられ結果、走りに安定が出ますよね?

巻物にはクッパ!なのです。

KDW オフセットクラッチ を装着しています

そんな巻物用として使っている私の所有しているカルカッタコンクエストに合わせているのが、一部アングラーに愛好されているカケヅカデザインワークスのカスタムオフセットクラッチ!

これを各種かルカッタコンクエストに合わせています。

前提として、僕自身はリールカスタムマニアではありません。(カケヅカさんごめんなさい)

ですが、このクラッチ自体はなぜか付けたくなってしまう中毒性があるのです。

頑丈

まずはココがこのクラッチを取り付けている第一の理由。

シマノのベイトリールのクラッチ部分は金属と樹脂の混合で出来上がっています。

おそらくは軽さとコストパフォーマンスの良さからこの形が採用されていると思われますが、何度かこのクラッチを物理的に割ったり、ポロッととれちゃったりしたことがあるんです。

その点、KDWのオフセットクラッチは金属塊からの削り出しなので純正品よりは耐久性は高いといココまで使用してきてみて体感しています。

まだ、クラッチを壊したことがない人は・・・まだまだ釣り足らないのかも?しれません。

(僕の使い方が雑なだけかもしれないのでそこは個人的な感想としてご容赦ください)

手にしっくりくる

カルカッタコンクエストBFSに取り付けているオフセットクラッチはクロームカラーで鏡面仕上げとなっています。

カルカッタBFSオフセットクラッチKDW

ビカビカですが、なぜか滑らない!

これだと滑るのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、不思議と親指にフィットしてこれがまたキャスト時に馴染むのです。

他にもマット仕上げ、無垢仕様等々があるのですがどれも手元にしっくりとくるものがあります。

『道具』ですからこれって重要です。

近距離戦にこそ使える使用感

なぜに「オフセット」なるネーミングが付いているのかでありますが、シマノのベイトリールのクラッチは若干・・・本当にっ若干なのですがスプールからの距離が遠く「腰高」な設定であると思っています。

そこに目をつけたのがこのオフセットクラッチというわけです。

カケヅカデザインワークスにおけるオフィシャルでの謳い文句も・・・

ノーマルに比べてクラッチレバーをスプールにギリギリまで近づけました。これによりクラッチとラインを同時に触る面積が広くなったので、よりサミングしやすくなっています。

と言っています。

やりこんでいるアングラーならもはや無意識に行なっているであろうサミング動作が本当に軽く親指を動かすだけでススっとできるので特に近距離戦では有利に働くことが多く感じます。

質感

そして、なんと言っても金属削り出しだからこその質感です。

そもそも、カルカッタコンクエストは金属感溢れるその風貌と、シマノが誇る削り出し・鍛造技術の賜物です。

カルカッタコンクエスト

それに合わせるにはぴったりな金属感をKDWオフセットクラッチは醸し出してくれるのです。

何しろ、オフセットクラッチも削り出しのパーツだから相性はバッチリなのです。

なんだ見た目かよ・・・と思われるかもしれませんが、趣味の世界です。

見た目、超重要です!道具も見た目が9割です!?

取り付けも文系人間の僕でもできます

こういったカスタム関係でビビっちゃうのが「取り付け」です。

分解しないのいけないの?
部品がどっか飛んでいっちゃうんじゃ?
なんか怖い

と、不器用人間からするとカスタムは遠い世界の話ですが、リールの簡単なメンテナンスくらいはしますよね?

僕みたいな文化系人間でもドライバー1本で簡単に脱着ができますのでそこはレッツトライで安心を!

ただし!ダイワのリールはかなり分解しないといけないみたいなので、ダイワマンのあなたはその先の一歩を踏み出してみましょう。

ダイワ用オフセットクラッチも2024年になってリリースされ、多くの人が熱視線を送っているようです。

デメリットはラインの干渉と自己責任

もちろんデメリットについても言及しておきましょう。

オフセットであることはスプールに「近すぎる」ことを生み出してしまってもいます。

KDWオフセットクラッチ

スプール容量に対してパンパンにラインを巻いてしまうと、キャスト時に浮き上がった糸がクラッチに干渉してしまうことがあるのです。

浅溝スプールだとあまり糸巻き量が得られない場合があるので、遠投もしたい場合は深溝に変更しないと使う際にちょっと不具合が起きてしまうかもしれません。

僕自身は、基本関東の人間で遠投はほとんどしないので、程よい糸巻き量にして調整をしています。(最近はラインも値段上がっていますから程よく50mもあれば十分)

あと、リールカスタムは自己責任となります。

メーカーからするとセルフカスタムによる故障は「いただけませんな」と言われちゃっていますからあくまでも自己責任で。

そんな理由からサポートプロの人はオフセットクラッチを装着できない?みたいです。

手持ちのカルカッタコンクエスト&KDWオフセットクラッチはコレ

僕が現在、実機としてフィールドに持ち込んでいるカルカッタコンクエストは4台。

それぞれにオフセットクラッチを装着した姿を激写しておいたのでお届けしておきます。

(04カルカッタ101DCも手元にありますがこちらは殿堂入りしています。これにロードランナーHBスペシャルの630Lで10年以上釣りをしていたんですよ)

17カルカッタコンクエストBFS HG

BFS=ベイトフィネス用ということで発売され、10ポンド以下のライン使用を意識した作りなので渓流ルアーマンにこよなく愛されているモデルです。

カルカッタコンクエストオフセットクラッチKDW

人気でなかなか中古市場でも見かけない逸品で、僕はこれにアベイルの深溝スプールを装着して12ポンドラインを巻いていることがよくあります。(画像はノーマルスプール)

カルカッタコンクエストKDWオフセットクラッチ

ベイトフィネス機なので軽いルアーもスパスパ投げられるので、タイニークランクやシャッドの釣りに最適。

20カルカッタコンクエストDC101

カルカッタといえばDCという人も多いはず。

カルカッタコンクエストDC KDWオフセットクラッチ

特に田辺哲男さんをリスペクトしているアングラーはカルカッタコンクエストといえばローギヤでしょ!ということで、ローギヤをセレクトする人も多い。

カルカッタコンクエストDC KDW オフセットクラッチ

僕もこの20DCモデルではローギヤをセレクトしたのですが、他の3台がHG・ハイギヤモデルとなっていてそちらの方が体に合っているのは?と最近は感じてきています。

ですので、こちらはリザーバーでのディープダイバーを巻く際などで活躍するようになっています。

田辺さんも最近はハイギヤを使っているみたいだし。

なお、バスボート王・村田さんはハイギヤイチ押しですね。

21カルカッタコンクエスト101HG

カルカッタといえばやっぱりゴールドに輝く高級感だよね!ということで満を持して20年代に入って投入されたのが21カルカッタコンクエスト。

21かルカッタコンクエスト

小傷多めですが、僕はあまり気にせずにガンガン置いちゃうガサツな男でもあります

どちらかと言うと無骨な路線であるとも言えるカルカッタシリーズですが、MGL IIIスプール搭載、ロープロ化でよりコンパクトになったのでスレッからしの関東エリアでの巻きにも対応する繊細さを兼ね備えています。

カルカッタコンクエスト

割と手は大きいのでもはや全てこれでいいのでは?というサイズ感

これぞ巻きのスタンダードモデルだと思っているので、プラグだけじゃなくスピナーベイトやチャター用にもよく使うようになっています。

ただ、人気なのか市場になかなか出回っておらず、量販店のショーケースにあるのをほとんど見たことがないのは僕だけでしょうか!?

23カルカッタコンクエスト101HGシャローエディション

21モデルでで完成されたな・・・と思ったところに投入してきたのが、シャロースプールを搭載した「シャローエディション」!

23カルカッタコンクエストシャローエディション

素晴らしいテリ

より関東のアングラーが反応してしまったのがこのシャローエディションモデル。

何度も言いますが、遠投をする必要がないアングラーは夢屋のシャロースプールを入れたり、アベイルなどのカスタムパーツやのスプールを入れ込んでいたりしました。

23カルカッタコンクエストシャローディション

所有欲を満たす見た目はさすがカルカッタコンクエスト

そんな声をシマノの中の人たちが聞いたのか!?ナイロン8lb-100mキャパシティ、33/19mmMGLスプールⅢのシャロースプールを搭載したシャローエディションモデルを出してきました。

金型自体は、21モデルと同じなのですが本体が落ち着いたガンメタ仕様。

巻きの釣りをやりこんでいる人で即座に複数台!購入した人が僕の周りにもいます。

僕も即座に購入して今シーズンから使っていますが、小型ルアーも投げられるので重宝しています。

リズィーなんかもいけちゃう

ナマロー
それでも17カルカッタBFSもまだまだ使えるので名作!

大人なリールそれがカルカッタコンクエスト

2000年に発売されたシマノカルカッタシリーズは、他のロープロフィールリールとは違い、剛性感と質感を重んじ、大人のためのリールとして進化を続けてきました。

ここまでお読みいただいたように、僕が本格的に導入をしたのも令和になってからです。

レーシーングなリールはメタニウムやアンタレス、ダイワならSTEEZシリーズに軍配が上がるかもしれません。

そんな中でも、市場から弾数がなくなるほどに人気を誇るカルカッタシリーズには奥深い魅力があるのです。

リール本体、そしてKDWオフセットクラッチも決して「安い」代物ではありませんが、本質を求めるアングラーが増えてきた20年代のバスアングラーにとってのメインギアになっていることは間違いありません!

オフセットクラッチはカケヅカデザインワークスにて

カケヅカデザインワークスのカケヅカさんとは2010年代半ばの釣りブログブーム?からのお付き合い・・・

世界の足立区で工場を営んでおり、さまざまなパーツ制作をしています。

最近は、カケヅカさんの営業活動もあり実店舗でも購入も広がってきました。

オンラインショップも運営しているので是非とも訪れてみてください。

カケヅカデザインワークス オンラインストア

KDW カケヅカデザインワークス オンラインショップ

最近は、現場で見かけることが多くなったデジタルストラクチャーとのコラボなどもしていて、カケヅカさん製作はもちろん、営業も頑張っているみたいです!

あ、今回はブログ同盟軍として、自発的に書いている記事ですがPR案件!?ですかねw

次回予告⇨伊藤巧プロも2回目の優勝をしたし、自分もそろそろ入賞しないと!

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