リールカスタム・・・と銘打ちましたが僕自身はまだまだなリールカスタム初心者です。
自らリールをバラしてオーバーホールするなんてできませんし、これまでの四半世紀に渡る釣り人生はノーマルリールを使ってきました。
そんな僕が唯一と言ってもいい「カスタム」がオフセットクラッチの装着です。その使い心地から実用的に使用している〜〜そんなお話です。
目次
カケヅカさんちのオフセットクラッチ
こうして僕のブログに辿り着いてきたあなたならご存知かと思いますが、SNSやブログなどで積極的な発信を行っている下町でリールカスタム製造業をされているカケヅカデザインワークスです。
Twitterでの無料配布をするなど、個人商店さんながら独自の営業促進をされている職人さんでありローカルトーナメンター。そして、ナマロー的にはブログについて色々と教えてくれたブロガーさんでもあります。
リールカスタムをするにあたり便利な小道具を製造されていたりするのですが(あなたも使っているかも)、ご自身のブランド(KDW)にて出しているのがオフセットクラッチ!
一度インストールするとその「しっくりカッチリ」とした使い心地にどっぷりとハマる人続出の静かなヒット商品です。
計算されたデザイン設計と指の置き場所により「キャストが決まりやすくなる」と言う人も多く、かなり実用性の高いカスタムパーツとして人気なんです。
2019年に13メタニウムにセットさせていただいたのですが、2019年から新しいリールへの入れかえを加速化させたこともあり、NEWリールたちを続々とオフセットクラッチを入れ込みました。
カルカッタ・メタニウム・バンタムMGLに装着!
画像をご覧いただければお分かりかと思いますが、ノーマルとは雰囲気がガラリと変わったリールたちがボート上に並んでいます。
シマノカルカッタに映えるオフセットクラッチ
巻物を軸に釣りを組み立ていく性分でして、タックルバランスを考えてカルカッタが使いやすいと不惑を過ぎてから改めて感じちゃったクチです。
手元にドンと重心があるのは、クルッとサークルキャストを決めるにもやっぱり良いものだったりします。(関東のレンタルボートアングラーなので大遠投はあまりしません)
見ただけ一発でその剛性がわかる能力の高さ。そして、ハイエンドっぷりから憧れのリールの一つであると言って良いカルカッタ。
DCモデルのキーーン!と鳴るデジタルブレーキシステム音を聞いているだけで癒されると言うヘンタイアングラーも多い世界的名機。田辺師匠と言えばこれだったりもします。
クラッチはシマノ独特のセッティングでちょっと『腰高』だったりします。それをオフセットクラッチを付けると、よりラインに近づいた指の置き方ができるようになります。慣れるとものすごい快適になると僕は使ってみて思っています。
そして、こちらはベイトフィネス機として2017にデビューしたカルカッタBFS。
渓流釣りや管釣りにもファンが多い、カルカッタで軽いルアーが投げられるマニア垂涎のリールです。こちらにもオフセットクラッチをインストール。
BFSはラインキャパが12lbくらいの太さのラインだと足りないので、アベイルから出ている深溝カスタムスプールを付けています。(・・・いつの間にかカスタム沼にハマっている?こちらの使い心地やレビューも追って別記事にしますね)
こちらのオフセットクラッチの色味が何ともキラキラミラー仕様でカスタム感が非常によく出ます。ただ、一見すると他の艶消しカラーなどに比べると「ツルツルして滑りやすいのでは?」と思いましたがそれは杞憂に終わりました。
滑ることはなく、むしろしっとりと指先に吸い付くような感覚があります。これは意外でしたね。
関東のセンチ単位でのキャスティング精度が求められるクランクキング用リールには、投げやすくなるオフセットクラッチは手放せなくこと必至。
人気のメタニウムにもオフセットクラッチ
2020年の大ヒットリール・20メタニウムにもオフセットクラッチが上手に組み込まれました。先にカルカッタをご紹介しましたがタマ数的には圧倒的にこちらを購入されている方が多いはず。
メタニウムはバス用ベイトリールの最高到達地点なのでは!?と思わせるほどの出来と使い心地。そこにあえてのカスタムクラッチ導入。
普通に使っていたらまずないのですが、経年劣化によってシマノリールのクラッチは稀に滑り止めになっている樹脂製部品が外れちゃうことがあるんですよね。
オールジュラルミンのカケヅカオフセットクラッチはその心配はありません。耐久性もノーマル品より高いのではないでしょうか?
👉👉クラッチパーツはメンテナンスとしてネジをたまに増し締めしてあげることが大切なようです。
バンタムMGLにもオフセットクラッチ
2018年に颯爽とリリースされフルソリッドコアボディによる高剛性がウリで、多くのアングラーたちが導入したバンタムMGLにもオフセットクラッチがよく似合います。
バンタムMGLには漆黒のブラックカラーを合わせました。パワフルな巻きを見せてくれるリールなので力強さもアピールできます。
シマノリールへの取り付けは簡単
そもそも不器用な男なのです。ですから、カスタムと言ってもリールを分解するだけで緊張してしまうし、ネジとかピンとかをどこかへ飛ばしてしまうふしだらな手先をもっています。
そんな僕でもシマノ製品のリールへのカスタムオフセットクラッチの取り付けは割と簡単です。ネジをしっかりと取り外しできれば何とかなります。
シマノリールはネジでビス止めされていて、こちらをソローりと作業すればできちゃいます。
釣りをするとセルフメンテは必須授業ですからドライバーくらいはもっていた方がいいですね。僕も買いました。
こちらはカケヅカさんがYouTube動画にしてくれているのでそちらを見ると「なんだできそうじゃん」と思えます。はい。
あれ!?ダイワリールはどうした?
ここまで読んできてお気付きかと思いますが、ダイワ党の皆さんは置いてきぼりでしたね。朗報です。2021年春にダイワ用のカスタムオフセットクラッチがリリースされるとのことです。(2021年3月現在)
最近はシマノをメインにしている僕も、ダイワのリールも好きで使っているものもまだまだあります。(アルファスとか、ジリオンとか。ハイエンドはあまり使っていないですが)
ダイワ製品は分解をかなりしないとクラッチ交換がその機構上できないようなのですが、そこもカケヅカさんが頑張ってブログ記事とアップしてくれています。(👉「Daiwaスティーズリミテッド分解手順解説」)
オフセットクラッチのデメリットは?
何しろ完成された存在である大手メーカーが自信を持って作り出したリールへのカスタムです。デメリットがないわけではありません。
使い心地・投げ心地が変わりすぎる
イチローはその長年のキャリアの中で、バットの仕様を大きくは変更しなかったと言います。そして、道具を人に触れられることを嫌がり、移動の際にはジュラルミンケースにバットを入れていたという話は有名です。
釣り歴が長く、これまで使っていたリールの形や手の位置がガラリと変わることを嫌がる方はカスタムには慎重になった方がいいかもしれせん。
ただ、フィットしたときの心地よさがあるからこその今回のご紹介です。
メーカーのオーバーホールが受けられなくなる
これはクルマと一緒ですね。規定を外れた改造はオフィシャルのメーカーによるオーバーホール(場合によっては修理)が受けられなくなると言ったことがあります。
まぁ、これは街場のオーバーホールをやっている方や、請け負っているプロショップにお願いすれば解決です。
カスタム沼にハマった人であれば、オーバーホールは自分でやってしまいますね。(でもこれがなかなか難しい)
ご購入はオンラインショップで!
ここまで紹介してきたカスタムオフセットクラッチ。実用性もあって、カラーもいろいろあってドレスアップパーツとしても楽しいクラッチです。
基本はノーマルでOKと言う人も、ちょっとした差をつけたくなったその時にちょいとカスタムできるパーツがオフセットクラッチでございます。
購入はカケヅカデザインワークスのオンラインショップを訪れてみてください。製造から販売までできる時代になりましたね。
僕以外にも、たくさんのブロガーたちがオフセットクラッチの使い心地や魅力について発信しているのでチェックの上、リールカスタムを楽しんじゃいましょう。
カケヅカさんが作ったモノはヘッジホッグスタジオにも多数販売されていますよ。こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。カスタム沼への入り口ですから扉を開けるのは要注意ですぞ。
HEDGEHOG STUDIO・Avail・ZPIなど各種カスタムパーツが勢揃い!